張り切って始めたのに、ちょっと間が空いてしまいました。
皆さんもインフルエンザには気をつけましょう。
女性には敵わない
緑色で白衣というのも何ですが、医療用の服を着た私は男性で、路地に寒そうに立っています。
そこへ、慌てたような表情をした同僚と思しき女性が走って合流します。
走りながら状況を確認し合う二人。
向かったのは、ある住宅です。
どうやら二人は、ボランティアで貧しい人の家を回っていたようなのですが、ある家で弱っていた患者さんの容態が悪くなり、駆けつけたようでした。
しかし手遅れで、すでに亡くなっています。
ここからいろんなことをしていかなくてはいけませんが、私はどうしたら良いのか知ってはいるのに、呆然としながら同僚を見ています。
同僚は然るべき場所へ連絡をしたりしつつ、庭で寒空の中、三輪車に乗っていた患者の子供に近づき、状況を説明しています。
ひょっとしたらもう何が起こったのか知っているその子供に、慰めの言葉をかけているのかもしれません。
いろんなことを包括的に、考えながら行動を進めていけるその同僚を見ながら、「女性ってすごいなあ」と驚きや尊敬の念を抱いています。
そういえばと、自分の母親や姉のことを思い出しています。
無口な弟
自宅へ戻った私は、疲れた体で電話を眺めています。家族に連絡をしようか悩みつつ、結局しません。
そこで昔の光景が入ってきます。
親が心配する中、ある日突然荷物をまとめて家を出た私。
親がなぜ心配するのか理解できません。
私の頭の中では、なぜ自分がどこに行くとか、何をするつもりだとか、そんな細かいことまでいちいち話さないといけないんだろうと思っています。
看護師をやることにしたから、家を出るというだけのことに、母があれこれ言うのは、出ていって欲しくないからなのかと思っています。
特に愛情の薄い家族に生まれたとか、そんなことはありません。
ごく普通の家庭に生まれたごく普通の人間です。
ただ、ちょっとした出来事をシェアしたりすることが、大切なことだと思っていなかったんです。
自分一人、急にいなくなったって、特に誰も心配するようなことはないじゃないかと思っているんですね。
そのことの意味を感じ始めているのがわかります。
最期
実はその後まもなく、事故なのか? 亡くなっています。
お腹から流血しているのを見ている様子が入ってきました。
血を押さえながら、プロ視点でこの状況では助からないと悟ります。
この時の私は、何かを助けようとしていました。
犬なのか何なのか?
実はそれがゴミ袋か何かだったのかもしれませんが、この時の私はそんなことを知りません。
ただ、誰かを助けて亡くなる命なら、少しは役に立てたと思いながら亡くなります。
象徴的なもの
何か象徴的なものがあれば見せてくださいと言ってみました。
ゴリラとゾウのぬいぐるみでした。
ひょっとしたら、助けてもらった子供からのプレゼントかもしれません。
それが現場に飾ってあるのが見えます。

この時代の私が伝えたいこと

家族の絆とは、オーロラみたいなものだよ、というメッセージでした。
オーロラはみんなが知っています。
テレビなどで見たことがあるので、特に気にしていないかもしれませんが、これを実際に見たことがある人は少ないし、ラッキーですよね。
それと同じで、家族がいること、家族との大切な思い出を持っている人、仲の良い家族がいる人は、それくらいラッキーなことなんだよ、大切に思ってね。
ということでした。
ラジエルからのメッセージ

人間関係の調和が大事。
自分一人がやらなくても、とか、自分なんて特に重要人物じゃないから、気持ちを話したり何かをシェアしたり声をかけたりなんてしなくてもいいや〜と思いがちですが、誰一人としてどうでも良い人なんていません。
そういう繋がりは何一つ欠けていいものではないんですよ、とのことでした。



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