ちょっとかわいそうな過去世登場。
若気の至り
なかなか男前な過去世だったんです。
若気の至りでしょうか・・・女性と駆け落ちしたようです。
二人で一枚の衣を傘の代わりにして雨を避け、キャッキャ言いながら、山道を歩いているのが見えます。
きっと明るい未来を思い描いていたでしょう。

でも今、私が見ているのは、その男性が下着姿でうつむいている姿です。
壊れた生垣に腰掛けて、ガックリとうなだれています。
向こうから差してくる朝日が、白い下着からのぞく細いふくらはぎを映しています。
一生癒えない傷を負う
何が起こったのでしょうか。
そばには牛がいるものの、どこにも女性は見えません。
どうやら、追い剥ぎに遭ったようです。
身包みはがれ、持ち去られてしまいました。
女性は連れ去られ、自分も怪我を負っているようです。
全てを失い、尊厳を汚され、女性を助けることもできなかったのです。
情けない気持ち、後悔や悔しさ、そして静かな怒りに満ちています。
なぜか牛だけは帰って来ましたが、そのことが逆に、今までのことが夢だったわけではないということを浮き彫りにしています。
無味乾燥な日々
その後、どうなったのでしょうか。
さすがに元いたところには戻れません。
家柄が悪くなかったのか、私は親戚の住む町へ戻り、暮らしているようでした。
そして、この町でさえも噂は広まってはいますが、知らん顔のふりで生きています。
田畑を作って生計を立てているのですが、畑を耕しもせず、ぼんやりしたり仕事をサボっています。いわゆる怠け者です。
お嫁さんをもらって、子供までいるんですけどね。
お嫁さんは、また働かずにいる私を見ながら、ため息をついています。「ちゃんと仕事してくださいよ」と声をかけますが、全然やる気がないようです。
この時の私はお嫁さんに全く愛情を感じておらず、そんな自分のことも嫌だと思っています。

下り坂を転がっていく
そんな時、町から通達があって役人がやってきます。
しかし普段の鬱屈した気持ちから、役人を痛めつけてしまい、罪人として捕らえられます。
町の人に白い目で見られながら、引きずられるようにして牢獄へ。
その間、惨めな気持ちをずっと抱えている私・・・
人生この後も変わり映えすることなく、そのままやる気のない人生を終えています。
この時の私が伝えたいこと
どこかの時点でやり直して、「あれさえ上手く行っていたなら、今も上手くやれるのに」というような考え方を、私たちはしがちです。
でも実は、今この状況になっていることには、必ず意味がある
と考えてほしいということでした。
今の状況というのは、すでに決められていることなのだと。
だからこそ、そこに抗おうとしたり、責めたりせず、今に感謝して生きていかなければならないよと・・・
この時代の私は、人生を立て直すことは難しいです。
最初にやってしまったことが、やはり大きな失敗の可能性を秘めていますのでね。
この時の私は、魂に返った時に、「もう少し慎ましく生きていって、ちょっとしたことに幸せを見出す生き方をしたかった」と思っていたようです。
妻や子供に対しても申し訳ない気持ちがあったようですし。
自分の願い事は叶わない運命でしたが、それが叶わなかったことを恨んで生きていったことが招いた、修正の効かない人生だった、と。
嫌なことが付き纏ったし、嫌なことが起こった原因を、その過去の失敗によるものだと結論づけていたのです。
そういう生き方は何も生まないよ、と。

しかし、この人生にも救いになるようなことがありました。
それは、ある日の畑への道すがら出会った、少年を助けたこと。
少年は笠をかぶり、かごを背負って家族のために何かを拾いにいくところでした。
しかし、背負いひもの部分が壊れてしまい、困っていたんです。
私はそういう作業が得意だったらしく、すぐに直してあげたんですね。
少年はそんな器用さと優しさに感動し、敬意を感じて懐いてきたそうです。
それを突っぱねたようですが、あの時嬉しかったと言っていました。
そして、考えてみたら、そんな小さな優しさが、この人生には溢れていたんだよねと言います。
そんな感じで、嫌なことばかりじゃなかったよ、と目を細めます。
後先考えず、色恋に走るような男ではありましたが、
その感性が捉えた、里山の季節、季節の自然の美しさに心奪われていたようです。
そういうものを大事にして生きたかったと言っていました。
ラジエルからの伝言

カルマを表すザドキエルから、思いやりのカードが出ました。
人生には、どうしようもないこともあります。
この過去世の私が送っているどうしようもない人生は、それ以前からのカルマの解消のため、仕方ない結果なんだ、ということです。
そんな思いやりの光をバーンと浴びせてくれたザドキエルでした。
天使によって過去世はヒーリングされ、その時の私からの意外なもう一つの伝言を受け取りました。ヒーリングされた自分からのサポートを感じながら、敬意を返して終わります。
音声はこちら。


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