大天使アズラエルの癒し方〜泣いてるあなたを放置?

天使

大切な人や存在を失ったことがありますか。経験した人にしか分からない哀しみや辛さ、それを癒す存在がいます。

今日はそんな天使についてお話します。

アズラエルの癒し方

前回の記事では、大天使アズラエルの文献や、どのように記述されているのかを書きました。

大天使アズラエル〜肉体との別れ、死を知り新しい世界へ導く天使

死別の哀しみを癒す存在とか、死者の魂を次の世界へ誘う役割ということでしたよね。

 

では、アズラエルがそばにいてくれたら、具体的にはどんなふうにあなたを癒してくれるのでしょうか。

 

あなたが辛かったその時、アズラエルが差し伸べてくれた手を、あなたはどんなふうに感じていたのでしょうか。

アズラエルの癒し方、それは言ってみたらこんな感じです。


大切な人がこの世から居なくなった悲しみ、これまで一緒に過ごしてきたかけがえのない思い出への溢れる思い、後悔もあるかもしれません。

あの時こう言えば良かった…

愛してる、ありがとう、ごめんなさいと言えば良かった…

あの人の服も、ベッドもある。持ち物も変わらずそこにある。

それなのに、あの人だけがいない。もうこの世に存在していない…

とめどなく流れる涙、なにも手につかず、ただ泣いて悲しむ日々。

どうしてこんなに辛いのか。いつになったらこの悲しみはなくなるのか……

 

アズラエルはそこにいます。

 

涙? 止めません。

悲しみ? 癒しません。

 

なぜなら、その悲しみも涙も、あなたにとって必要だからです。

 

ただそこにいて、そっと背中を押しています。

涙に暮れるあなたを、慈愛の目で見つめ、抱きしめているのです。

あなたがその悲しみに折り合いをつけるまで…

同時進行で故人を導くアズラエル

天使は同時に別の場所に存在できます。

あなたが悲しんでいる中、慈しみのエネルギーを浴びせている間も、自分が肉体から引き離した故人の魂を、次の世界へ導く準備を進めています。

そもそも、「大きな本を開き、生まれた人の名前を書き入れ、亡くなる人の名前を消している」というアズラエルは、来るべきその時、肉体から魂を引き離す権利を神から与えられています。

その魂が

「どうなったんだ?わたしは妻も子どもも、可愛いペットも置いて来た。このままどうなってしまうんだ?」

 

と、不安に思っているかもしれないので、まずは安心させます。

 

「おめでとう、あなたは魂のレベルアップに成功しました!お疲れ様でした!」

 

その人が思い描いていた、「夢の世界」を目の前に顕現させ、綺麗なお姉さんや大好きな料理、お酒なんかが並ぶ宴の席や、先に亡くなった人を呼び寄せたりして、

「なんか良さげな雰囲気だな」

と思わせるわけです。

 

そこで

「わたしはあなたのエグゼクティブトラベルコーディネーターです。あなたを最高の旅へとお連れします。さあどうぞ」

と言って、導いて行くのです。

例えば、長年乗りたいと思っていた、または乗り慣れたファーストクラスのシートに身を沈ませて、大好きなおつまみなんかを愉しみながら、映画を観るのです。

観る映画はもちろん…

はい、観る映画はもちろん、生前の楽しかった思い出です。

「そうそう、学生の時こんなことがあったんだよな。懐かしいな」

「ああ、この恩師のアドバイスのおかげで、人生でいつも助けられていたよな」

そんな思い出を辿りながら、どんどん波動は上がり、宇宙と同調して行くのです。

見るもの全てが感謝に包まれていきます。

そうやって、肉体を持ったことで付随していたネガティブな考えも、魂の成長のためだったということを思い出し、自分が来たところや、これから行くところを少しずつ思い出していくのです。

目的地へ到達した時アズラエルは・・・

そうして次の目的地へ到着した時、振り返ると大天使アズラエルは微笑みながら頷きます。

さあ、行きなさい・・・

 

その後、軽くなった体で次の世界へ行きますが、その中でいろんな存在と出会います。

 

天界で働いている人はたくさんいます。

 

生前どんなことが魂のポイントとして付いたのか?

 

そんなことを計算してくれる人と、思い出を辿っていきます。

 

その時に、遺して来た人たちを見ます。

悲しんでいる姿も。

でもこの時はもう高波動の存在に戻っていますので、そんな姿を見て悲しくなっても、ここからよほどのことがない限り、「心配でその先へ行けない」ということはありません。

 

なぜなら、この段階での故人には見えるのです、遺してきた人たちに寄り添う大天使アズラエルが。

だから、大丈夫とわかるのです。

アズラエルは、悲しみに暮れている人たちのそばで、故人との思い出を優しく包み、綺麗な布で包むように、大切に大切にその記憶を刻んでいきます。

これはこの人のアカシックレコードへと刻み込まれる記憶になり、今度はアカシックの「記憶」を司る大天使の元へと運ばれていくのです。

遺された人たちのそばには、美しい思い出として、まるでスノードームのような特別な形で胸にしまい込まれます。

思い出すたびに悲しいのは変わりません。涙も流れます。切なくて、苦しい気持ちになるでしょう。

でも大丈夫なんです。

アズラエルは、肉体から離した故人の魂の鍵のようなものを、ここにしまい込んでいます。

故人のエネルギーはそれを辿り、いつでも最速でここに戻ってきて、大事なあなたに寄り添い、思い出を一緒に追体験するのです。

その時、故人と遺された人との間で交わされている愛は、アズラエルが送ったものを遥かに凌ぐ大きな愛です。

 

この愛が宇宙を貫き、波紋を広げていくのです。

 

その波がまた出会い、次の転生での記憶やご縁の糸になります。

私たちはこの愛をクリエイトするために転生し、ご縁のある人と出会うのです。

アズラエルが伝えたいこと

アズラエルが私たちに伝えたいことは、「死は終わりではない」ということです。

しかし生きている私たちは、なかなかそれを信じることができません。

そんな時も、悲しみを手放す必要はありません。

それを抱きしめて、新しい一歩を踏み出す手助けをしてくれる天使がいるんだと知ってください。

それでも辛い場合は、こんなふうに頼んでみてください

「大天使アズラエル、私の心を穏やかにし、この悲しみを受け入れる力を与えてください」

亡くなった方への感謝を言葉にする時、大天使アズラエルがあなたの背中をそっと押してくれるでしょう。

天使はいつでもあなたのそばに来てくれます。

アズラエルを呼ぶことは、そうないかもしれません。でも本当に辛い時は名前を思い出して、呼んでみてくださいね。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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