今日はアリエルについてお話していきます。
大天使アリエルとは?その意味と役割
大天使アリエルの起源と歴史
大天使アリエルは、古代から伝承に登場している存在です。
名前の意味は「神の獅子」
ライオンと一緒に描かれているオラクルカードを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
自然界と密接に関わる存在として、また魔術やスピリットとの関連のある存在です。
聖書の中にある記述としてはいくつかあるものの、「大天使」というよりも、もう少し「エネルギー体」としての存在、「象徴」としての存在というような印象を受けます。
イザヤ書29章1-2節では「エルサレム」を象徴する言葉として使われています。
ダビデが陣を張った都よ。アリエルを群がって攻撃する国は全て
夢か幻のようになる。
「祭壇」のことを表している場合もあり、ちょっと不思議な存在でもあります。
神の獅子についての補足〜「ユダの獅子」
そもそもライオンは聖書や他の宗教的文献でも重要な象徴。
ユダの獅子とは
見よ、ユダ族の獅子、ダビデの根が勝利を得た。
〜ヨハネの黙示録5章5節

って思いましたよね。
カバラのアリエルと比較
カバラは専門外なのですが、一応参考までに・・・
守護していると言われているのは、11月8日〜12日生まれの人。
香りは白檀と乳香
色はマゼンタと緑
パワーストーンはペリドット
石はローズクォーツでした。
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大天使アリエルの守護する領域
アリエルは、人々が自然と調和を保つためのガイド役であり、自然界全般、特に地球環境や動植物を守護する存在です。
これは大天使そのものの領域とも言えます。
例えば、力天使や権天使ともなると、守っている領域は宇宙だったりするのです。
天使には階級があり、それぞれに持ち場、守る場所が違っていると言われているんですよ。
大天使や名のないたくさんの天使たちが、それぞれ役割を持ってわたしたちを助けてくれています。
たくさん話しかけて仲良くなりましょう。
他の大天使との関係性〜大天使ハニエルとの比較
大天使ハニエルとアリエルは、どちらも女性性が強い天使です。
調和を象徴しますが、アリエルは自然保護、ハニエルは内面の成長を強調します。役割の違いが明確ですね。
ちょっと比較してみましょう。
アリエル ペールピンク
ハニエル 青みを帯びた白
アリエル 自然界のヒーリングパワー、スピリットとの繋がりを助ける
ハニエル 宇宙や自然界のサイクルと関連している
もちろん、天使同士で役割を取り合ったりすることはありません。
このエネルギーの違いを、ぜひあなたも瞑想で感じてみてください。
大天使アリエルとスピリチュアル
スピリチュアル界における大天使アリエルの役割
スピリチュアルな世界でアリエルは、自然との調和やエネルギーの循環を司っています。
癒しのパワー、妖精や他の次元のスピリットとの関わりが深く、環境を考える立場の人をサポートしています。
ソロモンがエルサレムに神殿を作った時に現れた天使として、魔術書を作ったソロモンの関係上、アリエルも魔術にも強いと考えられています。
実を言うと、スピリチュアル界でそのように考えられているものの、そのようなはっきりとした文献などは分からないのが実情なんです。
ニューエイジ運動からチャネラーなどがそのような位置付けにしたのかもしれません。
とはいえ、アリエルに魔術的なサポートの役割がないという理由にはならないので、このまま進めていきますね。
魔術とアリエルの関係
ソロモンの魔術と文献について
魔術に強いのはソロモンとの繋がりがあるから。そこを詳しく見ていきます。
文献としては、グリモワールに関連するものがあります。
グリモワールはソロモンが神から授かった知恵と力を使い、天使や霊的存在(悪霊も含む)を支配・召喚する術を記録したものです。
主要な文献は
- ソロモンの鍵 最も有名な魔術書。ソロモン王が描いたとされる魔術文献です。しかし実際にはルネサンス期に編集されたと考えられています。魔術的な儀式、霊的存在の召喚方法、護符の作成方法などが詳細に記されています。
大天使の名前も登場し、天体や自然の力を支配する存在として記述されています。 - レメゲトン 「ソロモンの小さな鍵」という文献で5部構成になっています。知りたいですか?(笑)
第2部:テウルギア・ゴエティア 精霊や天使の召喚
第3部:アルス・パウリナ 天体と占星術に基づく天使の召喚
第4部:アルス・アルマデル 高次元存在との交信
第5部:アルス・ノトリア 知識と記憶力を高める祈りと瞑想
3. ソロモンの書簡 王から授けられた魔法の指輪を使って悪霊を制御する話が描かれています。
この書簡は、悪霊をどのように召喚し、働かせ、追い払うかについての記述が中心です。
悪霊を制御する際に天使の力を借りたとされます。
その他アリエルに関すること
アリエルは、具体的に名前が文献に登場することが少ない存在です。
1. ソロモンの魔術文献には主要な天使として登場していない
2. ユダヤ神秘主義の一部の文献では名前が見られる
3. シェイクスピアの「テンペスト」(1610-1611年頃)で空気の精霊として登場
4. 中世後期から近代初期の一部の神秘主義文献で言及がある
こんなところです。
その後、19世紀に神智学運動が起き、ここで自然界との結びつきが強調され始め、精霊的な性質も付与されていきました。
20世紀になり、ニューエイジのムーブメントが起きます。
そこから環境への意識が高まるにつれて、影響力を増していったと考えられます。
スピリチュアルでは、今まで書いたものをまとめるとこんな感じです。
- 自然界の守護者としての役割
- 動物や植物とのコミュニケーションを助ける存在
- 環境保護や自然調和のシンボル
- 魔術的なこと、妖精やスピリット存在に関わりがあり、サポートしてくれる
アリエルのエネルギーを感じ、引き寄せる方法
そんなアリエルのエネルギーを感じるには、どんな方法があるのでしょうか。
瞑想をして、名前を呼んだら天使はちゃんとそばに来てくれます。
でもどうせなら、アリエルのエネルギーそのものに近い環境でやってみるのはいかがでしょう。
自然の中で、地球を感じて、そこここに妖精やユニコーン、ペガサスなどのスピリットを感じながら行ってみてください。
自然に対し感謝の気持ちが湧き上がったり、心の豊かさが広がるような気がしたら、アリエルと一体になれているかもしれません。

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